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なぜ違憲?口語訳でわかりやすく解説!性同一性障害の特例法の判決文

なぜ違憲?性同一性障害の特例法を「違憲」とした判決文にツッコむ

2023年10月12日 静岡県家庭裁判所において、性別適合手術を受けずに戸籍の性別を変更させてほしいという裁判の判決が出されました。

申立人は体は女性、心は男性の「FtM(Female to Male)」と呼ばれる方です。

現在、性同一性障害の特例法によって、性別適合手術によって体の性別を変えた方に関しては、戸籍の性別を変えることができます。

しかしこの法律によって、性別適合手術を受けさせることは人権侵害である」「撤廃してほしい」という裁判が複数起こされているのです。

申立人の訴えの内容とは

申し立てを行った鈴木げんさんの写真

Yahooニュースより(https://is.gd/olpNrg)

今回、静岡家庭裁判所に申し立てを行ったのは鈴木げんさんです。鈴木さんは幼少期から女性として扱われることに違和感があり、40歳で性同一性障害の診断を受けました

鈴木さんの訴えは、性別適合手術を受けずに、戸籍の性別(社会的な性別)を女から男に変えてほしい」という内容でした。

現在の法律では、性別適合手術を受けずに戸籍などの公的な性別を変更することはできません。鈴木さんの訴えを受け入れるには、性別適合手術について記載のある、いわゆる「特例法」を違憲とし、法律を書き換える必要がありました。

今回の静岡県の裁判では、特例法が違憲とされ、鈴木さんの訴えに正当性があると認められた形になります。

問題だらけの違憲判決文!

問題だらけの違憲判決文!

現在最高裁においても、同様の裁判が行われています。こちらは2023年10月25日に判決が出る予定で、性同一性障害の当事者をはじめ、性的マイノリティの方々、女性スペース問題に危機感を覚える方々など、たくさんの人が注目をしています。

そんな中、鈴木さんの裁判がひっそりと行われていたことは誰も知らず、今回の判決は多くの方にとって寝耳に水でした。

判決文を読んでみて、さらにびっくり!裁判官は性同一性障害について、正しい理解ができているとは思えない内容なのです。この判決文がおかしいポイントは、以下の通りです。

<判決文のおかしいポイント>

これらの具体的な内容を、判決文の解説に沿ってご説明いたします

性同一性障害トランスジェンダーの違い

性同一性障害とトランスジェンダーの違い

これから判決文を解説しようと思いますが、まず大前提として、裁判官が性同一性障害トランスジェンダーの違いをわかっておりません

鈴木さんは「性同一性障害」の診断を受けており、乳腺摘出手術(胸オペ)などの治療を受けていることは事実ですが、主張の内容を聞くと「性同一性障害」というより「トランスジェンダー」なのです。

  身体違和 適合手術の意思 ホルモン治療
性同一性障害 強い ある ある
トランスジェンダー 個人差 ない、未定、消極的 個人差

すごく簡単に説明すると、性別適合手術を望むのが「性同一性障害です。彼らは、戸籍の性別を変えることが目的だから手術をするのではありません。身体違和を和らげるために、リスクを承知で手術を受けるのです。

一方で、トランスジェンダー」は性別適合手術に消極的なケースが多いです。理由は後日、別のブログでご紹介します。

<判決文で裁判官が誤解しているポイント>

また近年のトランジェンダーには、Xジェンダーという「男/女どちらでもない性」女装なども含まれます。こちらは身体違和がない人も多いです。

このように、一口にトランスジェンダーと言ってもセクシュアリティにはかなりの幅があります。

特例法ってどんな法律?

特例法ってどんな法律?

この判決のキーとなっているのが「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」いわゆる「特例法」です。特例法を簡単に説明すると、性別適合手術をはじめとした治療を終えて、見た目が完全に異性になった方が、日常生活の様々な不便を解消するために、戸籍の性別を変えることをOKとした法律です。

 

戸籍の性別を変えるには、次のような6つの条件があります。

  1. 二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること
  2. 十八歳以上であること。
  3. 現に婚姻をしていないこと。
  4. 現に未成年の子がいないこと。
  5. 生殖腺せんがないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。
  6. その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること

もともとは性別適合手術を望む方」もしくは「すでに手術をした方」のための特例法ですので、5と6にある通り、性器を切除するというのは絶対条件になっています。

特例法って悪い法律なの?

特例法って悪い法律なの?

メディアにおけるトランスジェンダーたちの主張を見ると、まるで特例法が悪の法律であるような印象を受ける方が大勢いらっしゃるかもしれません。

しかしそれは印象操作なのです。すでに説明してきた通り、特例法は「手術をした」方のための法律です。戸籍の性別の変更が目的になるのは、そもそもおかしいことなのです。

裁判官は、セルフID(自称の性別)を認めている?

裁判官は、セルフID(自称の性別)を認めている?

後ほど解説する判決文において、裁判官はセルフID(自称の性別)で公的な証明書の性別を変更することを肯定しています

これはとんでもないことで、女性スペースの安全を脅かしますし、社会的混乱の要因になり得ます。

また、埋没(社会に溶け込んで生活する性的マイノリティのこと)を望む当事者にとっても迷惑な話なのです。

セルフIDは危険

裁判官は判決文の中で、「世界では自称の性別が認められつつあるから、日本もそれに従ってもいいのでは」という旨を述べていますが、ハッキリ言ってこれは周回遅れの知識です。

アメリカでは、反LGBTの考えに世論が傾いています。それはセルフIDを認めたことで、取り返しのつかないレベルで混乱が起きているからです。バイデン大統領の人気が急降下し、トランプ元大統領が以前にも増して熱狂的な支持を受けているのも、反LGBTになってきている証拠のひとつです。

トランスジェンダーは生きづらい」と印象操作するメディア

記者会見で意見を述べる立石結夏弁護士(左)ら

東京新聞より https://is.gd/M3yFTi

セクシャルマイノリティの分野にまったく詳しくない方々にとって、この問題を理解するのは、少々困難でしょう。

性同一性障害トランスジェンダーの違いにもわかりにくいし、メディアの論調は「LGBTQは生きづらい」「自殺を考える人もいる」などお涙頂戴に傾いているので、気を使ってあげないとという意識になってしまうのも無理はありません。

しかし、メディアに出てくるのはほぼ活動家です。本当の当事者というのは、目立つのを嫌います。社会の手厚いサポートなど求めていません。

<みなさんに覚えておいてほしいこと>

  • 性同一性障害の特例法は、当事者にとって必要な法律。トランスジェンダーの発言に騙されてはいけない。
  • 心の性別で、公的な性別を変更できてしまうのは、危険である
  • 海外は、反LGBTに世論が傾いてきている。男女2つの性別を基本とすべきである

メディアでのトランスジェンダーの発言に騙されないで

メディアでのトランスジェンダーの発言に騙されないで

メディアで涙ながらに生きづらさを訴えるLGBTQの人たちは、ほぼ100%と言っていいほど活動家です。芸能人や学生の場合は、バックに活動家がついています。

NPOなど作れば公金を引っ張ってこれますし、彼らは横のつながりが強いので、資金源も豊富にあります。弱者アピールは儲かるのです。

 

彼らの多くは(もちろんちゃんとした団体もありますが)本当の当事者の意見は無視で、自分たちの活動に有利な発言しかしません。

「差別反対!」「自分らしく生きたい!」などと主張しますが、普通に生きている当事者は差別されていると感じていませんし、すでに自分らしく生きています。放っておいてくれというのが本音です。

心の性別を認めるのは危険である

心の性別(セルフID)が認められてしまうと、低レベルな女装にしか見えない男性のことも、「女性」として扱わなければ差別になってしまいます。ハッキリ言って、そんなのバカバカしいです。個人の妄想に付き合う義理はありません

また心の性別はイデオロギー(思想)ですので、男性・女性の他に中性・両性・無性・クエスチョニングなどがあります。そんなものをいちいち認めていたら、どうなりますか?病院、学校、企業など、あらゆる場面で混乱は必須です。絶対に認めてはいけないのです。

海外では反LGBTに世論が傾いてきている。性別は2つしかない

海外では反LGBTに世論が傾いてきている。性別は2つしかない

一説には「性別は58種類」あると言います。おかしくて笑ってしまいます。バカを言うんじゃないと。染色体はXXもしくはXY。どう考えても性別は2種類なのです。

アメリカでは「性別は2種類である」という原点に立ち返ろうという、LGBTの流れになってきています。立派なヒゲを蓄えた、筋骨隆々の「女性」などあり得ません。

特例法がなくなってしまうと、どうなる?

特例法がなくなってしまうと、どうなる?

メディアでは、あたかも「特例法が性同一性障害の、戸籍の性別変更を邪魔している」と言わんばかりの報道がされていますが、それは間違いです

何度も言うように、特例法は手術をされた方のための法律です。手術をされた方が、例えば「パスポートの性別は男なのに、あなたの見た目は女ね?偽装ですか?」とならないように、戸籍の性別変更を認めたのが特例法です。

特例法がなくなってしまうと、男性が「心は女だ」と偽って、女性トイレや女子風呂に入れるようになってしまうのです。性犯罪が増える危険性があります

判決文を、口語訳的にわかりやすく解説

判決文を、口語訳的にわかりやすく解説

それではここからは、静岡家裁で出された判決文を、口語訳的に解説していきます。こちらの解説は動画にしてあり、全部で4つあります。是非合わせてご確認ください。

9・10ページ 特例法の必要性&自称の性別が可能になっても、混乱は起きない?

判決文の前半は、申立人の過去や特例法の歴史などが述べられておりますが、あまり関係ないので割愛します。

9・10ページでは主に、「特例法は必要ではない」とする理由述べられております。特例法の戸籍の性別変更の条件として、

  1. 二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること
  2. 十八歳以上であること。
  3. 現に婚姻をしていないこと。
  4. 現に未成年の子がいないこと。
  5. 生殖腺せんがないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。
  6. その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること

という6つの要件がありますが、ここでは3・4がいらない理由が述べられています

たとえば「手術前に精子を採取し、凍結しておき、手術後にそれを使って体外受精した場合、理論上子どもを作ることは可能だ。よってこの条件には無理がある」という内容です。

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トランスジェンダー性善説?手術要件がなくても問題ない?

さらにここでは、裁判官がトランスジェンダー性善説に立ち「女性になりたいと言っている身体男性が、自分のペニスを使って女性を強姦するようなことはありえない」と言っています。

しかし実際はトランジェンダー女性は「レズビアン」が多いのが現状で、「女性には興味がないから」と安心させ、女性をレイプする事件はたくさん起きているのです。

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11・12ページ 治療はアラカルト式になったから、手術はしなくてもいい?!

引き続き、11・12ページでも「特例法はいらない」という内容が述べられています。

かつての性同一性障害の治療では、たとえばホルモン治療→胸オペ(乳腺摘出)→子宮摘出(性別適合手術)というふうに、段階的な治療がなされていました。

現在は順番を必要としない「アラカルト式」となっており、どういった治療から始めてもいいことになっています。

裁判官はどういうわけか、性同一性障害の治療が「アラカルト式」になったことで、性別適合手術の必要性そのものがなくなったと解釈しているようなのです。

順番が決まっている場合は「どれも必須の治療」となり得るが、どの治療からやってもやらなくてもいいのであれば、医療的に見ても手術の必要性はないと判断したようです。

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クリニックにおける「ザル診断」はあり得ない?

クリニックにおける「ザル診断」はあり得ない?

ここで急に述べられてるのが、「クリニックにおいてザル診断は存在しない」という主張です。

性同一性障害の診断書はすぐ降りるといういわゆる「ザル診断」が存在しますが、裁判官はなぜかその事実を否定しています。

「2時間でとれた」「15分でとれた」という話が実際にあるくらい、一部のクリニックでは患者を増やすために、さっさと診断書を出してしまう現状があります。その話を、ここにきて否定しています。

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安易に性別変更を申し出る人はいない?!

ここでも、裁判官はトランジェンダー性善説に立っております。

もし自称の性別(セルフID)で戸籍の性別を変更できる世の中になったとしても、たとえば女子トイレに入りたいがために、安易に性別を変更を申し出る人はいないというのです。なにを根拠に、そんなことが言えるのでしょうか?

例えばこのようにアメリカでは、「自称女性」が女性トイレを使わせろと主張、主張が通らなければ暴力を振るうといった事件が無数に起きています。日本でもこれが起きない保証はありません。

13・14ページ 日本は海外に倣うべき?セルフIDを認めろ?

13・14ページ 日本は海外に倣うべき?セルフIDを認めろ?

ここで海外の例が持ち出されており、「海外では約40か国でセルフID(自称の性別)による性別変更が行われているのだから、日本もそれに倣ってはどうか」といった旨の記載がされています。

しかし、これは周回遅れの知識です。アメリカではすでにセルフIDによる多数の混乱が起きており、かなり問題視されています。

そこで社会はLGBTに寛容な社会を目指す方向から一転、反LGBTの傾向になってきているのです。多くの州では反LGBT法が採択され、保守派のトランプ元大統領の人気も再沸騰しています。

15・16ページ LGBT理解増進法は、セルフIDを後押ししている?!

そして裁判官の勘違いは、LGBT理解増進法にも及びます。「この法ができたということは、日本においてもLGBTへの理解が進んでいることを表し、すなわち自称の性別が認めるのを後押ししているのではないか」との旨が述べられているのです。

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わたしの解説動画の中でも述べておりますが、LGBT理解増進法というのは、そのような法律ではありません。LGBTという言葉が使われているものの、LGBTに特化した法律ではなく「性別に関係なく、すべての人が等しく幸福に過ごせるようにしましょう」という理念法です。

基本理念としては憲法14条とほぼ同じ内容になります。憲法にすでに記載のあることを、なぜわざわざ形にしたのかには理由があります。それはこちらのブログをご覧ください。

no-policorre.hatenadiary.jp

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さいごに

性同一性障害トランスジェンダーの違い、静岡家裁で出た違憲判決文の解説をしてきました。こういったセクシャルマイノリティの問題は、一般的には正しい理解を得られないのが現状です。

メディアではさかんに印象操作がされていますし、自分で調べようとしても正しい情報にアクセスできないこともあるでしょう。

わたしはLGBTイデオロギーに染まった左派活動家の意見が「主流」になっている現状を、なんとか食い止めようと活動しています。

ご賛同いただけましたら、X(Twitter)のフォローやnoteへのご支援をぜひともよろしくお願い致します。

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【無料】企業研修向け動画・資料/LGBT理解増進法、性同一性障害

【無料】企業研修向け動画・資料/LGBT理解増進法、性同一性障害

秋本枝央です。とある方から、「秋本さんが作成したYouTubeを、社内の研修動画として使わせてほしい」というDMをいただきました。

非常に光栄な限りで、もちろん快諾させていただきました。

わたしが公開している資料はブログ、動画を含めすべて【無料】となっていますので、どなたでもご自由に使っていただけますが、以下の注意事項は必ず守っていただきますようお願い申し上げます。

ブログ・動画使用における注意点

<ブログ>

学校、会社、その他の団体で引用いただく際、著作権のルールは必ずお守りください。

  1. 出典名の明記、引用であることの明記を行ってください
  2. 加工、二次配布(引用マークのないコピペ、出典記載のないスクショ)は禁止です
  3. 資料等へ盗用しての販売、掲載等禁止

上記をお守りいただけている場合は、使用許可は特にいりません。任意で、事後報告でも構いませんので「このような研修に使用しました。このような感想がありました」と報告いただけますと喜びます。

<動画>

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  1. 動画、音声の二次加工禁止
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企業研修に使える資料の種類

現状、私の方では以下の内容でブログ、動画投稿を行っております。まとめてあります、各リンク先をご確認ください。

LGBT理解増進法の条文解説

LGBT理解増進法の条文をわかりやすく解説したブログ、動画をご用意しています。

ブログ①LGBT理解増進法とは?どういう内容?何が変わる?わかりやすく解説

no-policorre.hatenadiary.jp

ブログ②【全文】LGBT理解増進法の条文・問題点をわかりやすく解説!

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動画①【全文】読めば納得!LGBT理解増進法の条文をわかりやすく解説

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LGBTQの用語解説

ブログ:LGBTQ+とは?全部で何種類?意味や用語をわかりやすく解説

no-policorre.hatenadiary.jp

左派活動家の実態、弱者ビジネスについて

ブログ:カミングアウトビジネス?! 芸能人涙のLGBT告白、影に潜む活動家

no-policorre.hatenadiary.jp

動画①性同一性障害トランスジェンダーではない!手術要件は維持すべき!

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女性の特権を求めない、新しいフェミニズムの必要性について

ブログ①令和フェミニズムとは?女性至上主義ではない、男女同権・相互理解の提案

reiwafemi.hateblo.jp

ブログ②令和フェミニズムnote

note.com

ホームページ:令和フェミニズム

www.reiwafemi.com

女性スペース・トランスジェンダー問題について

動画①【女性スペース】LGBT理解増進法よりヤバい、『性自認』の裁判とは

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動画②【口語訳#3】女性スペースが危ない!「特例法が違憲」の犯した罪とは

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「特例法は違憲」だとする、静岡家庭裁判所の判決について

【口語訳#1】性同一性障害の特例法は違憲?判決文をわかりやすく解説

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【口語訳#2】「手術が違憲」はあり得ない!判決文をわかりやすく解説

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【口語訳#3】女性スペースが危ない!「特例法が違憲」の犯した罪とは

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トランスジェンダー性同一性障害の違い(左派による印象操作)

動画①必見!トランスジェンダー性同一性障害の違い、「正しい」見分け方

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動画②性同一性障害トランスジェンダーではない!手術要件は維持すべき!

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「特例法」の撤廃を求める最高裁の裁判の危険性について

【女性スペース】LGBT理解増進法よりヤバい、『性自認』の裁判とは

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まとめ

こちらは随時更新してまいります。使用についてのお問合せ、ご質問等はTwitter(X)のDMにいただくか(現状、フォローいただいた方に解放)、令和フェミニズム問い合わせフォームにご連絡をお願い致します。

映画バービーに批判殺到!原爆コラを肯定。ポリコレよりも酷いと話題

映画バービーに批判殺到!原爆コラを肯定。ポリコレよりも酷いと話題

映画『バービー』と『オッペンハイマー』のファンアートに対するワーナー・ブラザーズの対応が物議を醸しました。

原爆の父と謳われるロバート・オッペンハイマーの伝記映画『オッペンハイマー』と『バービー』を掛け合わせた「Bubenheimer(バーベンハイマー)」というミーム(面白画像が拡散される現象)に好意的な反応を示したからです。

さすがの日本人もキレた。公式が原爆コラを支持

さすがの日本人もキレた。公式が原爆コラを支持

映画『バービー』の配給会社であるワーナー・ブラザーズは、『オッペンハイマー』と『バービー』を掛け合わせた、「Bubenheimer(バーベンハイマー)」というミームに好意的な反応を示しました。これに対し、国内外で以下のような騒動に発展しました。

今回の「Bubenheimer(バーベンハイマー)騒動」の論点

  1. 映画の公式アカウントが、ファンのおふざけに悪ノリ
  2. 欧米人は、原爆ネタをいじることが、日本人の心情を傷つける行為になると理解していない
  3. アメリカ人は先の大戦の原爆投下を反省していないどころか、面白がっている
  4. 日本人が9.11を引き合いに出すも、それすらジョークとしてすでに楽しんでいた
  5. ポリコレには注意を払う一方、人種差別には無頓着なアメリカ人
  6. 米ワーナーはメディアの取材に答えたのみで、日本への正式な謝罪をしていない

It’s going to be a summer to remember (忘れられない夏になる)

「Bubenheimer」のミームには原爆投下シーンと思われるキノコ雲が描かれた画像がたくさんありますが、その一つに対してワーナー・ブラザーズの公式アカウントが「It’s going to be a summer to remember (忘れられない夏になる)」と反応しました。

Twitter(現X)でこのやり取りを見つけた多くの日本人は激怒しました。被ばく者3世である女性が「#NoBubenheimer」というタグを作ると、たちまち拡散されました。

キノコ雲を背景に微笑むバービーのコラ

Bubenheimer(バーベンハイマー)」というミーム(面白画像が拡散される現象)にはどのような画像があったのか、その一部を紹介します。

キノコ雲を背景に微笑むバービーのコラ

オッペンハイマーに担がれ、キノコ雲の一部と思われる爆発を背景に微笑むバービーコラ画像

これを見た日本人がどう思うか知らしめるために、「被爆バービー」のコラもすぐさま作られたようです。(最初の制作者は不明)

被ばくバービー

キノコ雲のヘアスタイルをしたバービー

バービーの髪の毛とキノコ雲を合成させた画像に対し、公式サイドは「This Ken is a stylist(ケンがスタイリストです)」と反応しました。

キノコ雲のヘアスタイルをしたバービー

その他、原爆投下をイメージしたグッズの数々

上の2つ以外にも、原爆投下を連想させるキノコ雲がモチーフのコラ画像がたくさん投稿されています。そして、それらの画像をグッズにしたサイトまであるようです。

また、映画『バービー』の公式サイトに批判の声を上げる日本人に対して、執拗にグッズサイトの宣言を貼り付ける、嫌がらせまがいのアカウントも存在します。

Bubenheimerのオリジナルグッズを宣伝するアカウント

バーベンハイマーとは?コラボは非公式?

オッペンハイマーとは?コラボは非公式?

非常に紛らわしいですが、映画『バービー』は「Bubenheimer」のミームとは本来無関係です。同日に公開されヒットしていることを受け、「バービー」と「オッペンハイマー」を合体させて作られたのがBubenheimerという造語です。

映画のファンが独自で始めたことであり、グッズやコラ画像は公式が許可を出したものではありません。

しかし今回問題になった理由は、原爆投下という日本人にとって悲しい歴史を連想するものに対し、「忘れられない夏になる」と面白おかしく反応した点にあります。

ワーナーブラザースジャパンが声明発表、米映画関係者も反応

ワーナーブラザースジャパンが声明発表、米映画関係者も反応

日本の配給元であるワーナーブラザースジャパン合同会社は、今回のミーム騒動についてすぐさま反応しました。

(一部抜粋)アメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を重く受け止め、アメリカ本社に然るべき対応を求めています。

すみやかな対応を評価する声のある一方、文字による投稿や謝罪がないことを問題視する声もありました。画像では翻訳機能により自動翻訳できないので、日本人にしか読むことができないからです。

アメリカで映画プロデューサーとして活躍するJeff Katz(ジェフ・カッツ)さんが、ワーナーブラザースジャパン合同会社の投稿を引用する形で、今回の件とは無関係ながら「謝罪」しました。

ジェフ・カッツさんは日本のプロレスの大ファンで、日本語も勉強しています。「ヴァチカンのエクソシストに関った際、日本でも多くのファンアートが作られ非常に喜んでいたそうです。

そんな中、今回は日本人の心境に考慮しないファンアートが拡散され、日本好きの一人として心を傷めたと思われます。

映画バービーはどんな作品?評判は?

映画バービーはどんな作品?評判は?

筆者をはじめ、映画『バービー』の公開を楽しみにしていた日本人も多いでしょう。SNSでは「今回のことがなければ観に行ったのに」と残念がる声も聞かれます。

映画『バービー』の内容ですが、公式では「バービーランドで楽しく暮らしていたバービーが突然「人間化」し始め、原因を探るために実際に人間界に旅に出るストーリー」と説明されています。

youtu.be

予告映像にはぽっちゃりした女性や、アジア人のケンも登場しますが、主役二人は美形の白人だし、思ったよりポリコレ汚染は酷くないものと思われていました。

しかし先行公開されたアメリカでの評判を見ると、ポリコレやフェミニズム要素(男性叩き)が強い様子です。

白人の中に潜む、アジア人差別の真実

今回の原爆ミーム騒動で、筆者は欧米人の中に流れる加虐の精神を改めて感じるに至りました。

大東亜戦争の空襲で使用されたB-29の爆弾には、「我々は忘れない。何度も何度も何度もお前ら(日本の女性や子供)に思い出させてやる」というメッセージが刻まれていたといいます。

出撃の命を受けた機のパイロットが、他機の搭乗員の集合を待ちかまえている写真。鈴木重吉

兵士を狙ったパール・ハーバーの攻撃への反撃としては、アメリカのやった都市空襲・原爆投下は行き過ぎにもほどがあります

今回の件に対し脳みそがアメリカナイズされた自称「中立」の人たちは、「日本も悪いことをしたので、どっともどっち」などという人がいますが、彼らの歴史認識は間違っています。

パール・ハーバーは軍人が軍人を狙った戦争行為ですが、空襲や原爆は一般人を狙った国際ルールに背く行為で、ジェノサイドです。

アジア人は人ではない?原爆は社会実験だった

アジア人は人ではない?原爆は社会実験だった

GHQの戦後教育によって、すっかり歴史認識を歪められてしまった日本人ですが、未だに「戦争を終わらせるために原爆投下は必要だった」と考える人たちがいます。戦勝国と同じことを述べる日本人が未だにいることは、日本国民として悲しく、また恥ずかしく思います。

原爆投下は、「戦争を終わらせるため」に行われたものではありません。日本人殺しを楽しむために行われた残虐行為であり、「原爆を都市に落としたらどうなるか」という社会実験だったのです。

彼らが空襲と原爆投下を行ったのは、日本人を人と思っていないからこその行いです。下等な民族と認識していた日本人が意外にも強く、パール・ハーバーの攻撃など行ったものですから、彼らは面子を潰されて頭にきたのです。

アメリカ人にはもともと、日本に対して根深い差別意識を持っています。そもそも、日米戦争の始まりはアメリカ側の一方的な経済封鎖が原因で、その根底にあるのが日本人差別なのです。

昨今はアニメなどの影響で日本に関心を示す欧米人が増えていますが、そんな彼らも心根ではアジア人を見下している「事実」を忘れてはいけません大東亜戦争や原爆投下に対する歴史認識を彼らが改めることは絶対にないのですから。

アメリカには、人の死を楽しむ文化がある?

今回のバービーのミーム騒動に対し、少なくない日本人が「日本人が9.11をバカにしたら、あなたたちは嫌でしょう?!」と声を挙げていました。

しかしそれに対し、「日本人が報復で9.11のコラを作っても見当違いな発想だ。なぜなら我々はすでに9.11のジョークが好きだから」という衝撃の投稿を目にしました。

自国の国民の死までバカにして楽しむ文化があるなんて…。もう声も出ません。アメリカ人に日本人の心の痛みを客観的に知れと言っても無駄なのでしょう。また、「日本人が怒っているのを見るのが楽しい」という投稿も目にしました。

ワーナージャパンに続き、本社もついに謝罪か?

ワーナージャパンに続き、本社もついに謝罪か?

今回の原爆ミーム騒動を受け、ワーナーブラザーズジャパン合同会社アメリカに然るべき対応を求める声明を発表していましたが、ついに米ワーナー本社が謝罪したと報じる記事があります。

news.yahoo.co.jp

The Warner Bros. Film Group sent us the following statement: “Warner Brothers regrets its recent insensitive social media engagement. The studio offers a sincere apology.”

(訳)ワーナー・ブラザーズは、最近のソーシャルメディアにおける無神経な行為に遺憾の意を表します。(Deadlineより一部抜粋)

しかしこれはメディアの取材に対する受け答えであって、正式な謝罪ではありません

先日行われたジャパンプレミアの際も、監督のグレタ・ガーウィグ氏は今回の騒動について一言も言及しませんでした

制作陣は今回のセンシティブな騒動において、まったく心を傷めていない様子です。正式な謝罪をしないことからも、悪かったとすら思っていない可能性もあります。

もしかすると、原爆コラを作った米国のファンたちには、「宣伝を行ってくれてありがとう」とさえ思っているかもしれません

余談ですが、LGBT理解増進法制定について内政干渉したことで知られるラーム・エマニュエル駐日米国大使は、原爆ミームについて触れるどころか「バービーは全ての女性の代表であり、全ての女性がバービーそのものです」などと意味不明なことを言っています。

まとめ

今回は、映画『バービー』と『オッペンハイマー』のファンアートに対するワーナー・ブラザーズの対応が物議を醸したことをお伝えしました。

この「Bubenheimer(バーベンハイマー)騒動」には多くの日本人が怒りの声を上げた中、制作サイドと米配給会社は正式謝罪をしていません。原爆に対する日米の認識の違いが浮き彫りになりました。

Twitter(現X)で見られる米国人の反応を見るに、彼らの日本人に対する差別意識は戦前から変わっていないことを思い知らされます。

ポリコレには一生懸命になるアメリですが、この原爆ミームこそセンシティブに捉えて欲しかったと感じます。

追記

「広島・長崎を忘れない 市民有志」がChange.orgにて署名ページを立ち上げました。丸1日で2000人以上の署名が集まった様子です。是非署名をして、国民の意思を示して下さい。

www.change.org

カミングアウトビジネス?! 芸能人涙のLGBT告白、影に潜む活動家

カミングアウトビジネス?! 芸能人涙のLGBT告白、影に潜む活動家

2023年7月26日、AAAの與真司郎(あたえしんじろう)さんがファンミーティングの中で自身がゲイであることをカミングアウトしました。

「ただ少しでもこのことについて理解が深まり世界が変わってくれることを願っています」などと、涙ながらに告白したそうです。

勇気ある告白という声もある一方、筆者は「なぜ今?」と思いましたし、知名度のあるグループのメンバーがカミングアウトをするメリットはないように思われました。

ネットでも賛否ある中、今回のカミングアウトに関する【隠れた真実】が浮かび上がってきたので記事にしました。

なぜ今?AAAの與真司郎さんがゲイであることをカミングアウト

なぜ今?AAAの與真司郎さんがゲイであることをカミングアウト

【GQ独占インタビュー】ゲイであることを公表したAAA 與真司郎。いま悩み、苦しんでいる人たちに「あなたは決してひとりではない」と伝えたい

現在は活動休止中の音楽グループ、AAAのメンバーである與真司郎(あたえしんじろう)さんが、自身のファンミーティングの中でゲイであることをカミングアウトしました。

「悩みに悩んだ結果、(略)それをきちんとみなさんに伝えることが僕なりの誠意だと思いました」など、途中涙を流しながら告白をしたそうです。

勇気ある行動という評価もある一方、正直なところ筆者には「今さら感のある告白」に感じられました。LGBTが世間一般に知れ渡った今、ゲイであることは特段めずらしいことではありません

ましてや企業が揃ってLGBTフレンドリーであることをアピールし、LGBTにウェルカムな空気が漂う風潮において、「苦しみ」を全面に出したカミングアウトには違和感を覚えました。

カミングアウトにメリットはあるの?

カミングアウトにメリットはあるの?

企業や大学をはじめ、多くの場所でLGBTフレンドリーアピールを見かけるなど、LGBTセクシャルマイノリティはすっかりおなじみになりました。

「ゲイの友だちが欲しい!」という若い女性が増えるほど、LGBTは差別されているというよりもむしろ歓迎されている雰囲気さえ感じます。そんな中、10年前ならいざ知らず、涙ながらにゲイをカミングアウトした彼の行動には違和感がありました。

ゲイを告白することで、異性愛をテーマにしたドラマやCMの依頼は来なくなる可能性があります。活躍の場や収入に響くかもしれないことを考えると、わざわざカミングアウトしたメリットがわからないのです。

新たなビジネスチャンスの狙い?

新たなビジネスチャンスの狙い?

AAAは現在グループとしての活動を休止しており、各々が個別に活動している状態です。與真司郎(あたえしんじろう)さんはゲイをカミングアウトしたことで、今後は恋愛ドラマなどの仕事が来なくなる可能性があります。そんな中、なぜカミングアウトに至ったのでしょうか?

その背景には、新たなビジネスを狙う彼の思惑が見え隠れします。同時に、彼の裏で動く第三者たちの怪しい影もチラつきます。

芸能人がカミングアウトする理由

芸能人がカミングアウトする理由

イメージが重要な芸能人にとって、キャリアの途中でカミングアウトすることは非常に勇気のいることです。場合によってはファンを失いますし、これまで通りに仕事を受けられなくなることだってあります。そんな中、彼らがカミングアウトする理由は何でしょうか?

芸能人がカミングアウトする理由

  1. 自分を偽ることに、耐えられなくなった
  2. これまでのファンを失ってでも、自分のやり方で仕事をしたい
  3. 売れなくなってきたので、違う方向性にキャリアチェンジを測ろうとしている
  4. 左派系活動家にそそのかされ、エンタメから政治方向にチェンジ

芸能界には、ゲイやレズビアンの噂がある芸能人はたくさんいます。ほぼ確証が得られているような方でも、安易にカミングアウトはしません。これまで築き上げてきたキャリアを失うことにもなりかねないからです。

売れている芸能人は、自分自身が商品であることを理解しています。ですから、「本当の自分を出せなくてつらい」と思っても、ある程度割り切って活動されている方がほとんどだと思います。

しかし、売れなくなってくると急に方向を変える方が出てきます。まことしやかにささやかれているのが、『落ち目の左流れ』です。

急に政治的な発言が増えたり人権問題や環境問題に言及するタレントがいますよね。最近では小島よしおさんや、小泉今日子さんがそれに当たるのではないかと言われています。

「落ち目の左流れ」現象

『落ち目の左流れ』とは、これまでのように売れなくなったタレントや俳優が左傾化するのを揶揄した言葉です。急に政治的な発言が増えたり、人権問題や環境問題に言及し始めたタレントは、裏で活動家に操られている可能性があります。

最近では小島よしおさんがクルド人難民や、同性婚について言及したことがネットで話題になりました。小泉今日子さんは、テレビで政治的な発言をすることが増えてきています。

『落ち目の左流れ』について、タレントのGONZOさんはこのように語っています。

業界関係者は左派が多いため仕事が得やすくなるという噂があったりしますが、それはあくまで噂。左派に気に入られる事の1番のメリットは、舞台などの動員が楽になる事。 平日の昼間でも来てくれるそうです。

小説家の百田尚樹さんも、「落ち目タレントが突然赤化する理由は、左翼番組のコメンテーター枠を狙っているため」おっしゃっています。

あくまで噂とのことですが、芸能人が突然政権批判をはじめたりしたら、お察しかもしれません。

AAAのカミングアウトの深層

AAAのカミングアウトの深層

【ハフポスト】『AAA』與真司郎さん、ゲイとカミングアウト「本来の自分を分かってもらい、みんなと距離が縮まることを願ってます」

実は件のAAAメンバーのカミングアウトも、「左流れ」に関係しているのではと思われる節があります。仕組まれたかあえてなのかはわかりませんが、左傾化したことは客観的事実であり、政治の匂いのするビジネスに足を踏み入れたと見て取れます。

彼が左傾化したと思われる理由

  1. LGBTNPO団体との繋がり
  2. ニューヨーク・タイムズの密着
  3. ファンが感じ取っていた「謎の海外アゲ」、お金の話

後ほど順番に解説します。

LGBTNPO団体との繋がり

LGBTのNPO団体との繋がり

この度カミングアウトしたAAAのメンバーの與真司郎(あたえしんじろう)さんは、同日に新曲「Into The Light」を発表しました。そして新曲の収益の一部は、NPO法人プライドハウス東京と、認定NPO法人ReBitに寄付すると発表

この事実がLGBT活動家と繋がっているなによりの証拠で、カミングアウトと新曲発表が同時であることも、ある種の「タイアップ企画」を匂わせます。

NPO法人プライドハウス東京とNPO法人ReBitは、どちらも運営に困っているとは言えない、十分な収益を上げている団体です。ここにわざわざ寄付する必要性は感じられません。個人的なうまみのために、與さんと両団体を繋げた第三者は必ずいると考えます。

ニューヨーク・タイムズの密着

ニューヨーク・タイムズの密着

【COURRIER】【全訳】AAA・與真司郎のカミングアウトに密着取材 彼が米紙だけに伝えた「本当の想い」

與真司郎(あたえしんじろう)さんがカミングアウトした現場には、ただのファンミーティングとは思えないほどの、たくさんの報道陣がいたと言います。その中に大手メディアであるニューヨーク・タイムズもいたということで、「密着取材」されていたことも明らかになっています。

courrier.jp

密着取材というからには数か月前など、前もって準備されていたと予想できます。與さんの現在の住まいはアメリカ・ロサンゼルスということですので、今後のアメリカ国内のキャリアを見込んでの準備だったのかもしれません。

ファンが感じ取っていた「謎の海外アゲ」、お金の話

ファンが感じ取っていた「謎の海外アゲ」、お金の話

長年近くで彼を見続けてきたファンのお一人が、今回のカミングアウトの件について匿名ブログで語っておられます。【推しがゲイを告白した、利用されたなと思った】

実際にその日に現場にいたということで、文章から臨場感が伝わります。そしてAAAが活動休止になってからの、與真司郎(あたえしんじろう)さんの変化もわかりやすく描かれています。

  • グループの活動休止後、彼はアーティストではなく洋服屋さんになった
  • 意識高い系大学生みたいな発言が、目に余るほどになった
  • 痛めな外国スゲェ発言、自己啓発にどっぷり、やばめの人との繋がりをファンに発信し続けてた
  • テレビやSNSでお金の話や、自分がいかにアメリカで成功してるかみたいな発言ばかり
  • 涙のLGBTQ+お気持ちトーク、やたらといるカメラマンがファンの反応を撮るのみた時に「今、カミングアウト劇場を盛り上げる装置に利用されてるんだな」と思った
  • 政治的な発言が増える未来が予想できる

活動家の実態

活動家の実態

一般にも知られ初めている「LGBT活動家」というのがどういう人たちなのか、ここで少しご紹介したいと思います。ほんの一部ではありますが、ヤバさをなんとなく実感頂けると思います。

①石川県でLGBT理解増進法を無視した条例の制定をもくろむ

特定非営利活動法人good aging yells代表・松中権氏は、石川県でLGBT理解増進法を無視した条例を制定させようと県に働きかけています。

法には優先順位があり、国の法律を無視して県の条約を制定することはできません。にもかかわらず、LGBT理解増進法の内容に背き、松中氏は県独自にLGBTに有利な条約を作るように働きかけているのです。

このような働きかけもまずいのですが、それが違法であると知らない県も県です。このような活動家を「有識者」として安易に招いてしまう石川県にも不信感が募ります。

性同一性障害の手術要件の撤廃を求める裁判の手引き

現在、最高裁性同一性障害の手術要件の撤廃を求める裁判』が行われています。これは性自認(自称の性別)」で戸籍の性別を簡単に変えることができるようにするための裁判です。

これには松岡宗嗣さんをはじめとするLGBT活動家が絡んでおり、原告勝訴となれば社会的混乱は免れません。

自称の性別で戸籍の性別を変えられるということは、見た目は男性のままでも女子トイレを使えるようになってしまうということ。また、戸籍の性別に手術を必要としないのは性同一性障害の方への差別でもあります。性同一性障害の当事者の声は、下のリンクからご確認下さい。

note.com

③その他(同性婚・LGBTQ教育・包括的性教育)

近年、これまでにも増して同性婚を求める動きが活発化してきましたが、これももちろん活動家が絡んでいます。同性婚選択的夫婦別姓制度と同様、日本の伝統ある戸籍制度を崩壊させることが目的です。

NPO団体による小学校や企業に対するLGBT研修も、当然左派活動家によるもの。異性愛中心主義を悪とし、性自認主義を広めることが目的です。

さらに国連が主体となり、包括的性教育を勧める動きも出てきました。包括的性教育とは、幼稚園にも満たない幼いころからオナニーやセックスの知識を植え付ける「教育」です。これはペドフィリアによるグルーミングの一種ではないかと、大変問題になっています。

まとめ

AAAの與真司郎(あたえしんじろう)さんのカミングアウトを受け、そこから感じた違和感とLGBT活動家の実態をお伝えしました。もしかすると今後も、急にカミングアウトをする芸能人が出てくるかもしれません。

当事者も非当事者も、過度なLGBT思想の押しつけとトランスジェンダリズムには辟易しています。マイノリティは「弱者ビジネス」につながりやすいことを多くの方に知っていただき、同様の流れには注意していただきたいと思います。

LGBT理解増進法とは?どういう内容?何が変わる?わかりやすく解説

LGBT理解増進法案とは?どういう内容?何が変わる?わかりやすく解説

いわゆる「LGBT法案」として知られるLGBT理解増進法が、2023年6月13日、16日に衆参両院を通過し可決となりました。

様々な不安の声が残る中での可決となりましたが、法が施行されたら世の中はどう変わってしまうのでしょうか?

不安や誤解が多い法律ですので、全体像が見えるようにわかりやすく解説していきます。

いわゆる「LGBT法案」とは?

いわゆる「LGBT法案」と知られるこの法律ですが、この呼び名は誤りです。

ただしくは「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」と言います。

なぜ呼び方が複数あるの?

なぜ呼び方が複数あるの?

法律の名前が俗称・略称で呼ばれることは多々ありますが、「LGBT法案」に至っては呼び方が複数あってわかりにくいです。

なぜこのようなことになっているかというと、成立過程に原因があります。

2016年、立憲民主党社民党共産党が合同で「差別禁止法案」を提出しました。その後、内容や言葉に問題点が複数あったため、自民党は修正案を提出しました。

これ以降の修正案を「理解増進法案」と呼ぶようになりました。LGBT理解増進法は、修正前と後では、このように違います。

差別禁止法案と理解増進法の違い

  差別禁止法案 理解増進法
作成者 立憲・社民・共産 自民・公明・維新・国民
性質 性的少数者への差別を禁止する。 性的少数者へ理解を、施策を通し広めていく 男性・女性・少数派の多様性を大事にする。 基本理念のもとに施策を行う
心の性の表記 性自認、性同一性 ジェンダーアイデンティティ
国の役割 性自認性的指向に関する教育・施策を積極的に行う。 条例・施策の元となる基本理念を設ける
学校・企業 性の多様性を理解させる教育・研修を行う セクシュアリティの区別なく、児童や従業員の声を聞き入れる
罰則 あり なし

LGBT理解増進法の目的

LGBT理解増進法の条文には、法の目的として次のように書かれています。

LGBT理解増進法案の条文(目的)

これを簡単に要約すると、性的指向ジェンダーアイデンティティは非常に多様であることを理解されていない現状がるので、徐々に多様性を受け入れる社会に変えていきましょう」という意味になります。

LGBT性的少数者と限定されていないため、実はすべての人の多様性に言及されていることになります。

法の全文を読みたい方は、別の記事を参考にしてください。

no-policorre.hatenadiary.jp

LGBT理解増進法、本当の目的

LGBT理解増進法の本当の目的

条文におけるLGBT理解増進法の目的は、「男性・女性・その他のセクシュアリティの多様性を認めていこう」というものです。

しかし筆者は、それは表向きの目的と見ています。本来の目的は、次の3点にあると考えます。

  1. 「差別禁止法案」の危険性を抑える
  2. 左翼的活動家の利権を抑制する
  3. アメリカのようなポリコレを防ぐ

「差別禁止法案」の危険性を抑える

「差別禁止法案」の危険性を抑える

LGBT理解増進法案の前身で、立憲らが提出した「差別禁止法案」には、性自認という言葉が使われていました。

性自認による差別は許されない」という文言のまま可決してしまうと、「心は女」だと言えば、性別適合手術を受けていない男性であっても、女性専用スペースを自由に行き来できることになります。

そこで「性自認」という言葉をジェンダーアイデンティティとすることで、解釈に幅を持たせたという経緯があります。

左翼的活動家の利権を抑制する

左翼的活動家の利権を抑制する

LGBT理解増進法ができるずっと以前から、企業や学校相手にLGBTに関する教育を行う民間団体が複数存在しています。

保護者や政府は、どのような研修が行われているか把握できないため、以下のような危険性がありました。

  1. 年齢に合っていない性教育
  2. 性的少数者について「無理やり」理解させようとする研修
  3. トランスジェンダリズムの押し付け

また一部では、年間9億もの税金を受け取ったLGBT団体があることが示唆されています。

いわゆる公金チューチューと呼ばれる税金の使われ方を防ぐためにも、抑止力として理解増進法は必要でした。

アメリカのようなポリコレを防ぐ

アメリカのようなポリコレを防ぐ

ポリコレが過激化するアメリカでは、LGBTへの配慮を強いる場面も年々増えています。

保健体育の教科書から「男性・女性」という言葉が消え、代わりに精子を出す人」「卵子を出す人」と記載されるようになりました。

またドラァグ・クイーンが絵本の読み聞かせをしたり、中学生相手にレズビアンセックスを教えるなど、性教育が無法地帯になっています。

日本でもトランスジェンダー(身体男性)の講演会などが増えてきているのを受け、「保護者の同意なしには」子どもたちへの影響が未知数な教育は行えない仕様になりました。

法案の施行で、なにが変わる?

法案の施行で、なにが変わる?

LGBT理解増進法の施行後についてですが、我々の生活はこれまで通り変わりません。むしろ基本理念ができたことで、多くの点で前よりよくなるかもしれません。

女性スペースの利用は、これまで通り変わりません!

多くの女性が心配している「女性スペースの安全」についてですが、実はこれまでと変わりありません。理由は、以下の3つです。

  1. LGBT理解増進法は「理念法」だから
  2. 銭湯、温泉、トイレ等の男性の侵入は、「建造物侵入罪」で罰する
  3. 女性スペースは「体の性別」で分けられる

では、これらの理由を詳しく説明いたします。

女性スペース(温泉・銭湯・女子トイレに)について

女性スペース(温泉・銭湯・女子トイレに)について

LGBT理解増進法=理念法 とは?

「理念法」とは、人々の行動を制限したり、何か新しい権利を加える権限を持たない法律のことです。

つまりトランスジェンダーの権利が広げられたり、逆に女性の権利が小さくなるようなことはないということになります。

■銭湯、温泉、トイレ等の男性の侵入は、「建造物侵入罪」で罰する

理由なく異性のスペースに侵入した場合、「建造物侵入罪」という法律で罰せられます。性別適合手術を受けていない人に関しては、この法律が適用されます。

女性スペースの利用についての表

■女性スペースは「体の性別」で分けられる

現在、「性自認」の定義について盛り込んだ法律はありません。スペースの利用にあたっては「心の性別」ではなく、自動的に「体の性別」で分けられることになっています。

温泉、銭湯、更衣室、トイレ等の利用においては、体の性別に応じて利用するのが前提です。異性のスペースに入り、注意を受けても立ち退かなかった場合は、即刻「建造物侵入罪」が適用されます。

「そうはいっても、男性が『心は女だから』と入ってきたらどうするの?」と思う方もいるでしょう。これについては別の法律が絡んできますので、別の記事で説明いたします。

地方自治体や企業のガイドラインについて

地方自治体や企業のガイドラインについて

LGBT理解増進法とは関係なく、地方自治体や企業が独自に、トランスジェンダーに配慮したガイドラインや暗黙のルールを作るケースが増えています。

Twitterで話題になったのが、岩手県職員ガイドライン小田急線相模原大野駅の券です。

岩手県は職員向けガイドラインの中で、仮に女子トイレに男性が入ってきたら「苦情を出した女性に理解を求めましょう」という内容を書き、物議を醸しました。現在は「お互いに理解し配慮し合いましょう」と修正されています。

 

小田急線相模原大野駅ではLGBT理解増進法を独自に解釈し、「自称女性の男性の女子トイレ侵入を制止する事は出来ない」と回答しました(以後、ある方が電話で以下のように事実確認したそうです)。

 

全国各地の企業・地方自治体で、独自にルールや施策を設けられている現状があります。

しかし今後は法の定めることにより、基本理念にのっとった内容で、かつ国との連携をとり行わなければならないので、こういった独自解釈や施策は減っていくものと思われます。

学校教育について

学校教育について

女性スペース同様に不安視されているのが、子どもたちへのLGBT教育、または性教育です。

兵庫県明石市LGBTに関する特設サイトを作り、小中学生を相手にLGBT教育を推し進め、物議を呼んでいます。

 

また、WHOの包括的性教育を小学校低学年に配り、一人一人にアンケートを取っているようで、そこに書かれている内容が子ども向けとは思えないものです。

これでは正しい性教育とは言えず、保護者も驚き呆れているのではないかと想像がつきます。

ですが、今後はこういった心配も減っていくと思われます。基本理念の策定により、保護者の理解を得られない性教育は行えない仕様になったからです。

LGBT理解増進法のデメリット・問題点

LGBT理解増進法は、「差別禁止法案」の問題点を何度も修正し、約7年の歳月を経て成立となりました。

これからこれを元にガイドライン等が作成されていくものと思いますが、運用には注意し、我々も見守っていく必要があります。

LGBT理解増進法の問題点・残る課題

  規定 関連法
性自認 ガイドラインが必要 性同一性障害特例法(手術要件)
温泉・銭湯・トイレ 体の性別に合わせる、要・性別適合手術 性同一性障害特例法(手術要件)
女性専用車両 ガイドラインが必要。性自認のみは不可  

LGBT理解増進法は「理念法」であり、性自認など、LGBTに関するすべての定義を明記した法ではありません。

女性スペースの扱いはこれまで通りとはいえ、女性の心配が完全になくなったわけではないので、新たなガイドラインを設ける必要があるでしょう。

性同一性障害特例法の手術要件」の撤廃を求める動きが出ている今、他の法と合わせて早急にガイドラインを作らないと、本当に「心は女だ」が通用する世界になってしまいます。

温泉やトイレといったケース別に、「男性」「女性」の規定をどうするか、改めて決める必要があるでしょう。

まとめ

LGBT理解増進法が成立となりましたが、まだまだ多くの疑問や不安の声が上がっています。

法律が施行となった後も、女性スペースの利用についてはこれまで通りですが、学校教育や地方自治体のガイドラインにおいては大きく変化するでしょう。

今後は国や地方、企業と学校が連携し、足並みを揃える形で性的指向性自認に関する施策が行われていきます。

国民の理解を十分に得られないまま成立となったので、今後は国民の誤解を解くことと、新たなガイドラインを定めて安心させることが必要だと考えます。

【全文】LGBT理解増進法の条文・問題点をわかりやすく解説!

【全文】LGBT理解増進法案の条文・問題点をわかりやすく解説!

2023年6月、衆参両院を通過したLGBT理解増進法、いわゆる「LGBT法案」。

ニュースやSNSで連日話題ですが、「女性スペースに身体男性が入ってくる」といった心配の声が多く上がっています。

しかし、本当にそんなに危険な法律なのでしょうか?きちんと理解するために、まずは全文を読んでみませんか?子どもにも理解できる言葉で、わかりやすく解説いたします。

なおこちらの記事は、ほぼ同じ内容で動画にしています。

www.youtube.com

LGBT法」は、差別禁止法案と理解増進法の総称です

「LGBT法案」は、差別禁止法と理解増進法の総称です

いわゆる「LGBT法」として知られておりますが、これは「差別禁止法案」と「理解増進法」を合わせた総称になります。

修正を重ね、最終的に衆参両院を通過した案を「LGBT理解増進法」といい、正式名称を「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」と言います。

悪いイメージは「差別禁止法案」のせい

「女性スペースに性自認が女性の、身体男性が入ってくる」といった心配の声が多く上がっていますが、実はこれは修正前の【差別禁止法案】から広まったイメージです。

Twitterではこのような画像が広まり、多くの国民が衝撃を受けました。

LGBT理解増進法案について述べる前に、悪いイメージともなっている「差別禁止法案」との違いを見ていきましょう。

差別禁止法案と理解増進法の違い

  差別禁止法案 理解増進法
作成者 超党派(立憲・社民・共産) 与党修正案(自民公明) 維新国民独自案(維新・国民) 再修正案(4党合意案)
性質 性的少数者への差別を禁止する。性的少数者へ理解を、施策を通し広める 男性・女性も含めた多様性を大事にする。基本理念のもと、地方自治体等が独自にルールを作ることを防ぐ
心の性の表記 性自認、性同一性 ジェンダーアイデンティティ
国の役割 性自認性的指向に関する教育・施策を積極的に行う 条例・施策の元となる基本理念を設ける。無理に推し進めるものではない
学校・企業 性の多様性を理解させる教育・研修を行う セクシュアリティの区別なく、児童や従業員の声を聞き入れる
罰則 あり なし

差別禁止法案は、国や教育現場に施策を行うことを強制するニュアンスがあります。

一方で理解増進法案は、憲法14条ですべて述べられている通りの、基本的人権に近い内容を謳っています。そこにはなんの強制力もありません。

衆参両院を通過した、4党合意案までの修正の道のり

いわゆる「LGBT法」として知られる法案は、大きく「差別禁止法案」と「理解増進法」に分けられます。

前者は最初に立憲・社民・共産党が「超党派合意案」として提出したもので、後者は自民・公明・維新・国民の4党が修正を重ねた最終法案を指します。4党合意案とも呼ばれます。

4党合意案として最終的に衆参両院を通過するまで、修正には長い道のりがありました。どのように変わったのか、重要な項目をピックアップすると、以下の表のようになります。

差別禁止法案と4党合意案の変更点

  差別禁止法案 4党合意案
心の性 性自認 ジェンダーアイデンティティ
基本理念 差別は許されない 不当な差別はあってはならない
研究 調査研究 学術研究
学校教育 国の理解増進に関する施策に協力するよう努める 家庭及び地域住民の協力得つつ教育
民間 民間団体等の自発的な活動の促進 項目を削除
留意 なし すべての国民が安心して生活することができるように

立憲らが出した「差別禁止法案」は、性的少数者の理解を強く広めるニュアンスが強くありました。

一方で、「4党合意案(理解増進法)」ではそういった強制力は消え、基本理念を定め、世の中の混乱を未然に防ぐ役割をこれから担っていくものだと示しています。

LGBT理解増進法』って必要なの?

『LGBT理解増進法案』って必要なの?

SNSなどに挙げられた意見を読んでいくと、「LGBT法はそもそも必要なのか?」「意味のない法律じゃないか」「廃案にした方がいいのでは?」といった声を見かけます。

多くの方が思うように、本来であれば必要のない法案と言えます。ではなぜ可決になったかというと、先に「差別禁止法案」が作られたことが原因です。

立憲・社民・共産党が提出した「差別禁止法案」には、「差別をしたら罰則」「事業主や学校はLGBT教育をしなくてはいけない」という、強制的なニュアンスが含まれていました。

この影響で多くの国民が混乱し、「女性トイレや銭湯に男が入ってくる」というデマまで生まれてしまいました。

セクシュアリティに配慮し、マジョリティが我慢をしなければならない、またそういう事態になってしまうのではと、多くの方が危機感をあらわにしました。

こういった問題点や不安要素を和らげるために、理解増進法案を作らざるを得なかったのです。

LGBT理解増進法は【理念法】です。

LGBT理解増進法案の可決によって、「心は女性」を自称する身体男性が女性スペースに入ってくる、また女性はそれを拒否できないといった勘違い・デマが拡散していますが、条文にはそのようなことは記されていません。

修正する前の「差別禁止法案」にそのようなニュアンスが感じ取れたため、多くの人が誤解する事態に陥ってしまいましたが、幾度の修正の末、そういった心配はなくなりました。

条文(法律の全文)を読むことで、そういった勘違いは解けると思います。

LGBT理解増進法は【理念法】といって、人々の行動を制限したり、何か新しい権利を加えるものではありません。国会でも、そう発言されています。

ですから、身体男性が「心は女だ」といって好き勝手するとはこれまで通りできません。

また国が定めた基本理念にそのようなことが書いていない以上、地方自治体や企業が勝手にルールを設けることもできません。

LGBT理解増進法・条文(全文)要約

LGBT理解増進法案・条文(全文)要約

LGBT理解増進法案って、どんな法律?」「結局なにが変わるの?」と疑問に思っている方も多いと思います。

ニュースやSNSに流れる情報は偏っている場合も多く、必ずしも正しい情報がみなさんの耳に入っているとは限りません。

「女性スペースに、トランス女性を装った変態が入ってくる」などの不安の声がありますが、そういった事例を増やす法律ではないことを、全文を読んでご理解いただきたいのです。

ここでは難しい法律の表現を、子どもでも理解しやすいようなわかりやすい表現に変えて、要約したものを解説いたします。

目的

LGBT理解増進法案条文(目的)

【要約】「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性」が、LGBTQに限定していないのがポイント! 男性・女性も含めて「多様性」があることを大事にしようということ。

地方自治体がLGBTジェンダーに関する条例を作る際は、このガイドラインを無視してはいけないということ。民間団体も同様。

涵(かん)養とは?:自然にしみこむように、養成すること。無理のないようだんだんに養い作ること。→「ゆっくり理解してこうね!」

定義

LGBT理解増進法案条文(定義)

【要約】「ジェンダーアイデンティティ」という言葉は、定義が難しい。 「性自認」と「性同一性」とどう違うの?とか…。まだまだ議論の余地がある。

「自己の属する性別についての認識に関するその同一性の有無又は程度に係る意識」において、筆者は【無性・中性】といったセクシュアリティのこと、つまり「性自認」のことだと受け取ったけど、「性同一性」と同義らしい…?

とりあえず、ここでは「自分をどの性別と認識しているか」のことだと思っていいと思う!

基本理念

LGBT理解増進法案条文(基本理念)

【要約】もっとも大事なところ。

憲法第14条に「第14条 すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とある通り、すごく当たり前のことを言ってるよ!

性的マイノリティ・マジョリティもどちらも差別されてはいけないし、お互いにリスペクトしようね!

国の役割

LGBT理解増進法案条文(国の役割)

【要約】言葉通りです。加えて、条例を作るなら基本理念を無視しちゃダメだぞ!ということを言っている。

地方公共団体の役割

LGBT理解増進法案条文(地方公共団体の役割)

【要約】「国との連携を図りつつ」の部分は、基本理念を無視して、勝手にやっちゃダメと言っている。国がチェックするよ!

事業主等の努力

LGBT理解増進法案条文(事業主等の努力)

【要約】国から事業主に、「必ずこういう研修をやりなさい」などと命令することはないよ!

性的マイノリティ・男性・女性の意見を区別なく聞き入れる姿勢を持ってね。

事業主も自ら、色んなセクシュアリティについて知る努力、理解しようとすることが大事だよ。

学校

LGBT理解増進法案条文(学校)

【要約】「保護者の理解と協力を得て行う心身の発達に応じた教育又は啓発、教育環境の整備」ここがポイント!

保護者の理解を得られないLGBT啓蒙活動、性教育は行えない。→保護者に事前に意見を聞く必要がある。

つまり、基本理念に反するポリコレ教育は行えない仕様になった!

施策の実施の状況の公表

LGBT理解増進法案条文(施策の実施の状況の公表)

【要約】国民は、全国の学校や企業でどのような教育・研修が行われているかをチェックすることができるので、透明性がある!

年々新たな言葉・概念が登場するのがLGBTQの世界。1年ごとに精査することで、常にアップデートできる。

基本計画

LGBT理解増進法案条文(基本計画)

LGBT理解増進法案条文(基本計画2)

【要約】「基本計画の案を作成するため必要があると認めるときは、関係行政機関の長に対し、資料の提出その他必要な協力を求めることができる」

→新しい施策を作る際、総理大臣が困ったときは、専門家や詳しい人に助けてもらうことができるよ!

「おおむね三年ごと」→常に「古くなっていないか」など、時代に合わせて微調整できる。

学術研究等

LGBT理解増進法案条文(学術研究等)

【要約】新しい法令などを作る際に根拠なるものがあることが望ましいので、積極的に研究をしていこう!

知識の着実な普及等

LGBT理解増進法案条文(知識の着実な普及等)

【要約】みんながデマや誤解に流されることがないように、国は学校、地域、家庭、職域その他と協力しながら、セクシュアリティジェンダーに関する正しい知識を広められるようにがんばるよ!

事業主と学校の設置者

LGBT理解増進法案条文(事業主と学校の設置者)

【要約】セクシャルマイノリティ・マジョリティの両方が納得するような職場、学校にしていこう!

性的指向ジェンダーアイデンティティ理解増進連絡会議

LGBT理解増進法案条文(性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進連絡会議)

【要約】各省を通し、スムーズな連携をとろうね。

措置の実施等に当たっての留意

措置の実施等に当たっての留意

【要約】最終案の要となる部分。「性的指向又はジェンダーアイデンティティにかかわらず、全ての国民が安心して生活することができることとなるよう、留意するものとする」と定めることで、特定の集団のみが得をすることはないと強調している。

つまり、セクシュアリティ(性的少数者)だけに有利な法案ではないということになる。

検討

LGBT理解増進法案条文(検討)

【要約】常に古くなっていないかチェックしよう。時代に合っていない部分は、その都度修正しよう。

内閣府設置法の一部改正

LGBT理解増進法案条文(内閣府設置法の一部改正)

【要約】言葉通り。

理由

LGBT理解増進法案条文(理由)

【要約】①性的マイノリティだけではなく、すべての人にとっての「寛容な社会の実現」のために、これから施策を作っていく

②基本理念大事

③国と地方自治体が足並みを揃えつつ、ルールを作って行かなければならない

法案のまとめ

法案のまとめ

LGBT理解増進法案の条文(全文)とその要約を読んでみて、いかがだったでしょうか?

条文を読んだ方であっても、「言葉遊びだ」「意味ない」「廃案一択!」との意見を持つ方も見られますが、読んでみることで不安を解消できた部分は大きいかと思います。

特に、以下の2点については誤解が解けたのではないでしょうか。

  • 自称トランス女性の身体男性が、女性スペースに入ってくる
  • 温泉・銭湯・トイレ・更衣室などに異性が侵入してきても拒否できない

LGBT理解増進法案は【理念法】なので、人々の行動を制限したり、何か新しい権利を加えるものではありません。

性自認の定義は相変わらず議論の残る部分ではありますが、それをここで定めるものではなく、施策の制定において再度話合われることでしょう。

LGBT理解増進法案の施行後、どう変わるかを示した図

これについては、また別途記事にしたいと思います。

まとめ

いわゆる「LGBT法案」として知られる「LGBT理解増進法案」がこの度可決されましたが、いまだに多くの疑問の声や不安の声が聞かれます。

これら国民の不安をきちんと解消せず、強行突破とも見れる速さで可決にまで至ったのは、確かに問題があると思います。

当事者の一部や活動家からは「まるで差別増進だ」「理解抑制法案だ」などと呼ばれており、各方面から批判の声が多いのは確かです。

しかし多くの方が条文(全文)を読まずに、噂やデマに流され批判しているのは問題だと感じます。このように条文をきちんと読めば、デメリットや問題点についての不安も解消できます。

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今回は要約の解説をしてきましたが、引き続きこの法律の記事を書いていきますので、目を通していただけますと幸いです。

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LGBTQ+とは?全部で何種類?意味や用語をわかりやすく解説

LGBTQ+とは?全部で何種類?意味や用語をわかりやすく解説

LGBT理解増進法が話題になるなど、日を追うごとにLGBTという言葉は広く認知されつつあります。

LGBTの他にも、LGBTQ+、LGBTQAなどの似ている表現を見かけます。それぞれどう違うのでしょうか。

この記事ではLGBT関連の単語や、意味の違いなどをわかりやすく解説していきます。

LGBTQ+とは?

LGBTQ+とは?

名称 意味
L(レズビアン) 女性の同性愛者
G(ゲイ) 男性の同性愛者
B(バイ) 両性愛
T(トランスジェンダー) 体と心の性別が一致しない人
Q(クィア・クエスチョニング) どれにも当てはまらない人、わからない人
+(プラス) Aセクシャルなど、さらなるマイノリティを指す

Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシャル)、Transgender(トランスジェンダー)のぞれぞれの頭文字をとったLGBTに、Queerクィア)またはQuestioning(クエスチョニング)のQを加えたものをLGBTQと呼びます。

クィアとはもともとは「変態」「変わり者」を指す言葉でしたが、差別的な意味を逆手にとり、「どれにも当てはまらないアウトサイダーな存在」という意味を込めて使われるようになった言葉です。

エスチョニングとは、セクシュアリティが定まっていない」人や「性自認性的指向がわからない」人を指します。

LGBTQ+の「プラス」とは、これら意外にもセクシュアリティは存在するという含みを持たせた言い方です。

LGBTQ+とセクシャルマイノリティの違い

LGBTQ+とセクシャルマイノリティの違い
セクマイとLGBTの図

LGBTQ+と並び、セクシャルマイノリティ(性的マイノリティ/性的少数者)といった表現を見かけるがあります。これらとLGBTはどう違うのでしょうか?

セクシャルマイノリティとは、性的に少数者である人々をすべて含めた言い方です。

一方でLGBTいう表記は、セクシャルマイノリティの中からLGBTに該当するセクシュアリティをピックアップした呼び方になります。

性的指向性自認とは?

性的指向、性自認とは?
性的指向性自認の図

LGBTとセットでよく聞かれるのが、「性的指向」「性自認」という言葉です。

性的指向とは、男女どちら、または両方が好きかということです。

一方で性自認は、「自分の心の性別をどう認識しているか」を指します。

新語:SOGIとは?

新語:SOGIとは?

名称 意味
SO 性的指向
GI 性自認
E 性表現

最近増えた言葉に、「SOGI(ソジorソジー)」があります。

性的指向を示すSO、性自認を示すGI、これに性表現を示すEを加えることもあります。

  • SO=Sexual Orientation
  • GI=Gender Identity
  • E=Expression

SOGI(E)はその人がどんなセクシャリティかという、「属性」や「状態」を表す際に使われます。

「男・女らしくない」「オカマみたいだな」など、相手のSOGIに対してハラスメントを行うことを「ソジハラ」と言います。

LGBTジェンダーレスとの違い

LGBTと混同されがちな言葉に、ジェンダーレス」があります。

ジェンダーレスとは、性差に対する固定観念をなくすという意味です。

ジェンダーレス男子/女子とは、これまでの男性・女性らしさにとらわれない考え方や、ファッションをする人々を指します。

日本版:LGBTQ関連用語集

日本版:LGBTQ関連用語集

ここでは、LGBTQ+やセクシャルマイノリティ関連で使われる用語を一覧でご紹介します。

LGBT

LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーの頭文字をとった呼び名。

性的少数者の総称として知られ、当事者の連帯意識を高める言葉でもある。

LGBTアメリカ発の概念で、日本で独自に発展してきた同性愛コミュニティとは趣が異なる。

レズビアン

レズビアンとは女性の同性愛者の事。肉体・心ともに女性で、女性に魅力を感じる人々。

ビアン

ビアンとは、レズビアンの略称。

古くはレズと略されてきたが、差別的なニュアンスが含まれることから、ビアンと略す場面が増えた。

一方で「レズ」という略称をポジティブに使う人もおり、略し方には個人差がある。

バイセクシャル

バイセクシャルとは、両性愛者のこと。バイと略される。

男女両方に恋愛感情と、性的魅力を感じる人々。

ゲイ

ゲイとは、男性の同性愛者のこと。肉体・心ともに男性で、同性(男性)に魅力を感じる人々。

英語圏では、レズビアンのことも「ゲイ」ということがある。

ホモセクシャル

ホモセクシュアルとは、同性愛者を指す言葉。

ゲイが一般的になる以前は、ホモという言葉が知られていた。

ホモとはもともと「同一の」という意味だが、差別的なニュアンスが含まれることもあったため、公の場ではあまり使われなくなった。

男色(なんしょく)

男色とは男性同士の性愛、性的行動を指す言葉。

キリスト教圏と違い、日本には同性愛を禁ずる法律はなかった。

そのためかなり古くから、公然と行われてきた歴史がある。

オカマ

オカマとは、男性同性愛者や女装男性、ニューハーフを含める包括的な言葉。

差別的なニュアンスがあると言われる一方で、古くから同性愛コミュニティに身を置く人たちの中には、オカマと自称することに愛着を感じている人も多い。

オネエ

オネエとは、オカマを公的に表現するのにふさわしく、マイルドにさせた表現。

男性同性愛者や、言葉遣いやしぐさが女性的である芸能人を「おネエタレント」と呼んだことから広まった言葉。

最近は「オネエ」とカテゴライズすること自体、避けられる傾向にある。

トランスジェンダー

トランスジェンダーとは、ジェンダー(社会的性差)をトランス(越境)する人々のこと。

一般には体と心の性別が一致しない人という理解をされるが、実際は様々な状態の人が含まれる。

性別適合手術を望む人もいれば、中性・両性・その日で変わるといった様々な性自認が存在する。

トランスセクシャル

トランスセクシャルとはトランスジェンダーの一種。

心と体の性別が一致せず、かつ性別適合手術やホルモン療法などの施術を望む人、または受けた状態のこと。性同一性障害(GID)と同義。

GID(性同一性障害)

GIDとはGender Identity Disorderの略で、医学的診断名。

心と体の性別が一致せず、性別適合手術やホルモン療法などの施術を望む、または受けた状態のこと。トランスセクシャルと同義。

MtF

MtFとはMale to Femaleの略で、男性から女性にトランス(性別越境)した人のこと。

心と体の性別が一致せず、性別適合手術やホルモン療法などの施術を望む人、または受けた状態。性同一性障害(GID)、トランスセクシャルと同義。

FtM

FtMとはFemale to Maleの略で、女性から男性にトランス(性別越境)した人のこと。

心と体の性別が一致せず、性別適合手術やホルモン療法などの施術を望む人、または受けた状態。性同一性障害(GID)、トランスセクシャルと同義。

オナベ

オナベとは、身体的に女性として生まれ、心の性別を男性と自認している人のこと。

オナベバーで働いている人をオナベといことが多く、日常的にはFtM性同一性障害という言葉が使われる方が多い。

オコゲ

オコゲとは、ゲイにべったりなストレート女性を指す。「オカマにくっついている」ことからそう呼ばれる。

ゲイの友だちを持つことで優越感に浸っている人を、揶揄する意味合いがある。

ニューハーフ

ニューハーフとは、職業として女装をする男性や、性転換手術を受けた身体男性のこと。

トランスジェンダーという言葉が日本に入ってくる以前からある言葉で、包括的な意味を持つ。

サザンオールスターズ桑田佳祐と、大阪のバーのママとの会話から生まれた言葉だと言われている。

女装子(じょそこ)

女装子とは、女装を好む身体男性のこと。

セクシュアリティは必ずしもゲイとは限らず、ストレートの男性もいる。

自己表現のひとつとして、または「女の子みたいに可愛くなりたい」という理由で女装する人もいる。

女装癖

女装癖は、医学的な名を「異性装障害」という。

女装することで性的な興奮を覚えたり、心が満たされたりする人のことを指す。

布の肌ざわりにフェティシズムを感じたり、女性になった自分を想像して興奮することがある。(自己女性化愛好症)

クロスドレッサー

クロスドレッサーとは、異性装者のこと。女装、男装をする人。

性表現として異性のファッションを好む人のことで、必ずしもゲイやトランスジェンダーであるとは限らない。

トランスヴェスタイト

トランスヴェスタイトとは異性装者を指す言葉で、女装癖とも言われる。

異性になった自分を想像することで、性的興奮を覚える人々のこと。

セクシュアリティは、同性愛者やトランスジェンダーに限らない。

性表現

性表現とは、見た目やファッション・言動における、「男らしさ」や「女らしさ」を指す。

ズボン/スカートを履く、男言葉・女言葉を使う、中性的なファッションをするなど。

クィア

クィアとは、レズビアン、ゲイといった既存のカテゴリーにうまく当てはまらない人、ジェンダーに依存しない人を指す。

もともとは「変態」「変わり者」という意味だが、差別的なニュアンスを逆手にとることで、社会に対して挑発的・挑戦的に挑む姿勢が表現されている。

ドラァグ・クイーン

ドラァグ・クイーンとは、派手な衣装とメイクに身を包み、女性性を過度に誇張したパフォーマー(身体男性)のこと。

ドラァグは薬の「drug」ではなく、衣装を引きずるの「drag」。

ドラァグ・キング

ドラァグ・キングとは、男性的な衣装に身を包み、男性性を誇張したパフォーマー(身体女性)のこと。

男性よりも男性らしく、よりマッチョに誇張する傾向がある。

性自認

性自認とは、自分自身が認識している心の性別のこと。

男性、女性に加え両性、中性、無性などがある。

多くの場合体の性別と心の性別は一致するが、思春期の悩みやイデオロギーによって性自認が揺らぐことがある。

性的指向

性的指向とは、自分の性的興味が向かう対象のこと。

性的興味が異性に向かう人は異性愛者、同性に向かう人は同性愛者となる。

フェチや性癖を示す「性的嗜好」とは、分けて使われる。

SOGI

SOGIとは、性的指向を示すSO(Sexual Orientation)と、性自認を示すGI(Gender Identity)を合わせた言葉。

自分の性別をどう捉え、どの性別の人が好きかを示す。

SOGIE

SOGIEとは、性的指向を示すSO(Sexual Orientation)と、性自認を示すGI(Gender Identity)に、E(Expression)を合わせた言葉。

自分の性別をどう捉え、どの性別の人が好きか、そしてファッションや言動で自分の性をどう表現するかを示す。

ソジハラ

ソジハラとは、相手の性的指向性自認を理由にからかったり、ハラスメント行為を行うこと。

「オカマみたいな喋り方だ」「もう少し女らしくしたら?」などの行為を指す。

インターセックス

インターセックス半陰陽、間性とも呼ばれる。医学用語では「性分化疾患」という。

性的発達が通常とは違ったり、不完全ながら両性の生殖器を持って生まれて来た人を指す。

染色体やホルモンの状態によって、個人差がある。

Xジェンダー

Xジェンダーとは、トランスジェンダーの1種。中性、無性、不定性など個人によって幅がある。

不定性とは、その日によって感じる心の性別が変わること。

性自認が一時的に揺らぐことで自覚する人もいれば、思想などの影響で「選択」する人もいる。

ノンバイナリー

ノンバイナリーとは、自身の心の性別を男女二元論の枠に当てはめないという考え方。

エスチョニング

エスチョニングとは、性的指向性自認において、既存の概念に当てはめることができない人。またはわからない人を言う。

セクシュアル・フルイディティ

セクシュアル・フルイディティとは「流動的」であることを言い、その日によって感じる心の性別(ジェンダー)が異なる。

アセクシャル

アセクシャルとはAセクシャル、エーセク、無性愛者とも呼ばれる。

他者に対して性的魅力をほとんど感じない人々を指す。

アロマンティック

アロマンティックとは、他者に恋愛感情は抱かないが、性的魅力を感じるセクシュアリティのこと。

アセクシャルと混同されることが多い。

クローゼット

クローゼットとは、自分のセクシャリティを第三者にカミングアウトしていない人を指す。

カミングアウトをするかしないかは、個人の価値観によって大きく変わる。

カミングアウト

カミングアウトとは、セクシャルマイノリティであることを、第三者に告白する行為のこと。

本人の知らぬところで第三者がバラすことを、アウティングと言う。

アウティング

アウティングとは、他者のセクシャリティを、本人の許可なく暴露すること。

パンセクシャル

パンセクシャルとは、相手のセクシャリティに問わず、どんな人でも性的対象・恋愛対象になりうる人々を指す。

男女の「両性」に性愛が向かうのバイよりも、性愛の対象が広いことを意味する。

ストレート

ストレートとは異性愛者、ヘテロセクシャルを指す。

アライ

アライとはアライアンスの略で、セクシャルマイノリティへの理解者を指す。

理解者であることを装って近づき、性的マイノリティを左派的な政治活動に巻き込む団体・政治家も多いので注意が必要。

シスジェンダー

シスジェンダーとは、体の性別と心の性別が一致している人。シス男性、シス女性などという。

ヘテロセクシャル

ヘテロセクシャルとは、異性愛者を指す言葉。同一を指す「ホモ」の対義語が「ヘテロ」。

ノンケ

ノンケとは「その気がない」を語源とする俗語で、ストレート男性・女性を指す。

当事者が自分たちと区別する意味で使う言葉なので、自称としては使わない。

LGBTQ

LGBTQとはレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーにクエスチョニング(またはクィア)を加えた呼び名。

LGBTQA

LGBTQAとはレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーにクエスチョニング(またはクィア)、アセクシャル(またはアロマンティック、アライアンス)を加えた呼び名。

LGBTQ+ (LGBTQA+)

LGBTQ+ とは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーにクエスチョニング(またはクィア)、アセクシャル(またはアロマンティック、アライアンス)を合わせた総称にプラス(+)をつけることで、さらなる広がりを持たせた表記の仕方。

ミックスバー

ミックスバーとは、ゲイ・女装男性・レズビアンなど、様々なセクシュアリティを持つ店員が集まった店のこと。

お客もセクシュアリティに関係なく入店できる。

ホモフォビア

ホモフォビアとはいわゆるゲイ嫌いのことで、同性愛文化に拒否反応を示す人々のこと。

ポリアモリー

ポリアモリーとは「複数性愛」という意味を持つ造語。

一対一の恋愛関係ではなく、互いに公認の上で、一度に複数人と親密な関係を持つスタイルのこと。

二丁目

二丁目とは、新宿二丁目の略称。意外と知られていないが、ゲイタウンとしては世界一の規模を持つ。

ゲイバーをはじめミックスバーやダンスクラブなどが立ち並び、連日多くの観光客や芸能人、海外VIPもお忍びで訪れる。

ロリコンLGBTに含まれるのか?

ロリコンはLGBTに含まれるのか?

「LGBTQ+」を語る上で最近話題になるのが、LGBTにはロリコン(ペドフィリア)は含まれるのか?」という問題です。

ネット上のには「LGBTQ+の『Q+』にはペドや獣姦といった変態性欲も含まれる」という意見が見られますが、それは本当でしょうか?

右翼の陰謀?実際は?

現時点では、LGBTQ当事者たちは「LGBTコミュニティに小児性愛や獣姦趣味の人たちを含めることはない」としています。

LGBTロリコン・ペドが含まれるというのは、LGBTの連帯感を潰そうとする右翼のデマだ」などと、強く反対する様子も見られます。

しかし、この問題がしだいに無視できないものになる可能性は、十分にありえることです。

権利主張というのはそういう性質のもので、「セクシャルマイノリティの権利と同等に、我々の権利も認めるべきである」という意見が次々に起こっても不思議ではないからです。

今後、権利主張がされてくるかもしれないジャンル

男性同性愛者の中には小児性愛を者もおり、事件を起こして逮捕される人もいます。

オランダでは自称10歳のトランスジェンダー(身体男性・31歳)が、地元の女子サッカーチームに入団を許可されました。

アメリカではトランスジェンダーによる銃殺事件や、重大な事件も増えており、トランスジェンダー精神疾患が無関係でないことも事実として浮かび上がっています。

こういった問題から、LGBTQ+の「Q+」に様々な危険性を感じてしまう人々が出てくるのも、無理もないことです。

まとめ

LGBTQ+とは、+(プラス)をつけることで、たくさんのセクシュアリティが存在することを示した言葉です。

生得的な性別は「男」と「女」の2種類しかありませんが、「自認」は無数に存在するため、一概に「何種類ある」ということが難しい状況です。

それほどセクシュアリティの幅は広く、時代の考え方によっても変わります。

またLGBTQ+の「プラス」の部分には、犯罪性のある変態性欲や精神疾患が含まれるという危惧もあります。

LGBTはもはや社会にとって無視できない存在であり、社会運動です。これからも多くの注目を浴びていくと予想されます。